【インタビュー】アメリカの高校生活について

Posted by ayan at 14-02-26

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お父さんのお仕事の都合で、中学~高校時代の約6年間をアメリカで過ごしたというSさん(現在大学生)のインタビュー第3弾。
今回は、Sさんも通われたという、アメリカの高校生活についてお話を伺いました。

【質問】
前回、アメリカの中学校についてお伺いしましたが、今回はアメリカの高校について聞かせてください。(授業の様子、校風、校則、試験など)
中学校と高校を比較したときの大きな違いなども教えてください。


【回答】
私が高校に入学した時には既に滞在が4年目に突入しており、英語や文化の違いにもほとんど苦労しなくなっていたので、すんなり高校生活に馴染むことが出来ました。校則については、基本的に中学よりもかなり緩くなり、服装も「水着でなければOK」という、実質なんでもアリなとても自由な事になっていました。その代わり、中学校でも厳しかったテストでのカンニング等の不正行為に対するポリシーは一層厳しくなりました。

中学と高校で最も異なるポイントとして、高校に入学すると同時に生徒達の多くは将来を強く意識するようになる事が挙げられます。事実上の進学校だったという事もありますが、生徒達は大学受験はもちろん、その先どうするかまでをも見据えてカリキュラムを組んだり、アクティビティに取り組むようになります。カリキュラムは充実しており、実力があればどんどん上のクラスに上がれますし、最終的にAPという大学の講義の一部として単位が認定されるクラスに進むこともできました。確か2年次のどこかで、生徒が一斉に職業の適正診断を受けさせられ、その結果を自分の将来を決める参考にしたり、カリキュラムを組む際のアドバイスを受けることもできました。多種多様な職種を目指せる様に、特殊なカリキュラムも豊富に取り揃えられていました。私は当時アートに興味があった為、プロのグラフィックデザイナーの講師からトレーニングを受けられる機会もありました。

もちろんカリキュラムが充実している=常にキツキツな訳ではなく、全体的な校風については中学よりも開放的と言って良いと思います。クラスも期末試験の時期以外は和気藹々としていましたし、最終学年に関しては単位を取り終えてしまった関係で、毎日14時前にその日の授業が終了していました。カリキュラムがかなり自由に組めるため、熱心に部活に取り組む生徒も多かったです。部活と同じ位ポピュラーだったのが、ボランティアクラブでした。アメリカの大学受験においてボランティアはとても重要で、どんなに成績が良くてもボランティアなどの実績がなければ良い大学に合格できない、と言われるくらいでした。

大学受験については、SATという何度も受験可能な、日本で言うセンター試験の役割のテストを受け、その結果と学校の成績、教師からのレコメンデーションレター(推薦状)、その他ボランティア経験や小論文等のアピールポイントをまとめて大学に送付し、合否を待つという形が一般的でした。日本の受験の様にペーパーの一発試験で合否が決まるという形式はあまり聞きませんでした。 
 このようなアメリカの高校の雰囲気を一番イメージがしやすいのは、ディズニーチャンネルの『ハイスクールミュージカル』シリーズだと思います。もちろんフィクションですし、大げさな表現もありますが、授業や毎日の生活はまさにあのような雰囲気でした。
 
 
【質問】
アメリカの高校生は、放課後や週末をどのように過ごしているのでしょうか?
高校生はアルバイトをすることが一般的なのでしょうか? また、春休み、夏休み、冬休みなどの長期休暇の時期と期間、それらの期間の過ごし方についても聞かせてください。


【回答】
 アメリカの高校生は、中学生の頃よりもより活発に放課後や週末を過ごすようになることが多いです。例えば部活の練習や試合に出たり、ボランティア活動に参加したり、パーティーで親睦を深めたり、スクールに通ってスキルを磨いたり、と、なかなか忙しい毎日を過ごすようになります。私は土日に塾の授業が入っていなかったので、ボランティア活動に参加したりしていました。

アルバイトに関しては個人によって様々です。親が禁止しているから・・・と全くアルバイトが許されない生徒も居れば、放課後にたくさん働く生徒もいました。アルバイト先は近所のショッピングモールの中の店舗やコーヒーショップなど、学校の周辺が多かったと思います。場合によっては高校生からインターンを始める生徒も居て、経験を積みながらアルバイト代を稼ぐという例もありました。 

中学・高校とも学区が同じなので、春休み・夏休み・冬休みの時期と期間は同様でした。春休みや冬休みは、部活が忙しい生徒はほとんどを練習や試合に費やされますが、基本的に課題は出なかったので自由に過ごすことができました。サマースクールも中学校同様開講されますが、中学校とは形式が少し異なっていました。高校のサマースクールは、一つの科目を一ヶ月弱に渡って学習し、一定水準以上の成績が取れれば単位として認定されるという形式でした。私は帰国時期の関係で通常4年で卒業する高校を3年で卒業(アーリーと呼ばれます)したのですが、4年分の単位を3年で取るためにサマースクールを受講しなければなりませんでした。楽しさの面では中学校の方が上でしたが、一つの科目をみっちりと学習できるので、極めたい科目がある場合には高校のサマースクールはとても有効でした。

サマースクールは7月下旬頃終了し、それから一ヶ月ほど完全に何もない夏休みがやってきます。サマーキャンプに参加するも良し、受験に向けて勉強するも良し、興味があることにどんどん挑戦するも良し、と長い休みをどう過ごすかは個人で異なっていました。普段は忙しくてアルバイトが出来ない生徒が短期のアルバイトをするというのも一般的でした。
アメリカの学生にとっては、夏休みは他の長期休みとは少し異なり、新しいことにチャレンジしたり、成長する為の特別な休暇であると思います。そのために、夏休みを有効に過ごすためのプログラムがたくさn用意されています。4年間高校に行く場合、夏休みが約3ヶ月×4年分、=約一年分のお休みがある訳で、有効に使わないともったいないほど長い休暇です。


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管理人ayanイラスト画像こんにちは、管理人のayanです。
愛知県在住のフリーランス主婦。夫、小学生の長女と次女、猫3匹と古い一戸建て住宅で暮らしています。
2014年夏にアメリカに親子ホームステイに行ってきました。

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