【インタビュー】アメリカの中学校生活について

Posted by ayan at 14-02-25

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お父さんのお仕事の都合で、中学~高校時代の約6年間をアメリカで過ごしたというSさん(現在大学生)のインタビュー第2弾。今回は、Sさんも通われたという、アメリカの中学校のことについてお話を伺いました。

スクールバス

【質問】
私たちがドラマや映画の中で垣間見るアメリカの学校は、日本とはずいぶん異なるように見えますが、実際にアメリカの中学校に通われてどんなふうに感じましたか?
アメリカならではの授業の様子、休み時間の過ごし方、校風(服装や規則)、校則、テスト(試験)、部活動やクラブ、習い事、高校受験等について教えてください。


【回答】
私は小学6年生の夏に渡米したのですが、現地の小学校に編入するのではではなく、直接中学校に入学しました。と言いますのも、アメリカでは小学校5年・中学校3年・高校4年という教育制度になっているので、日本の小学6年生はアメリカの中学1年生に該当するからです。

年度はじめも9月だったので、夏休み期間中に渡米し、9月から普通に入学しました。ロサンゼルスということ、そして学区の関係もあり外国人の割合はかなり多く、よく言われるような黒髪のアジア人は浮く、といったことも全くありませんでした。後々知ったのですが、私が通っていた中学校の全生徒に、話せる言語の統計を取ったところ、合計で33ヶ国語あったそうです。

日本の学校と異なるところとして、まず、服装に関する校則がほぼ無いに等しいということが挙げられます。これは、ただ単に自由という事に加えて、様々な宗教や文化を持った生徒たちを尊重するといった味合いもあると思います。なので、民族衣装をアレンジしたものを着ている生徒や、宗教上の理由で髪を出してはいけないためターバンやヴェールを身につけている生徒も居ました。メイクもピアスもOKで、早い子では6年生からフルメイクで学校に来る生徒も居ました。そのあたりは、やはり最初は衝撃でした。

私が通っていた中学校では1限から6限まで授業があり、生徒は担当の先生のクラスを各授業ごとに移動します。大学のような形式をイメージすると分かりやすいかと思います。休み時間は5分から10分ほどで、キャンパスが広い上教室を移動しなければならなかったので、授業の間の休み時間は常に慌しかったです。たまたま次の授業の教室が隣だったらラッキーといった感じでした。

2限と3限の間にはスナックタイムという15分程度の休み時間があり、基本的に3限の教室で文字通りスナック(おやつ等)を食べる時間でした。日本と同じように4限のあとはランチの時間で、時間は50分程でした。その時間内でランチを食べ、時間が余ったら校庭に出て遊ぶ、といった過ごし方をしていました。

日本の小学校では昼休みの後に掃除の時間がありましたが、アメリカの中学では専門業者が担当するため、ありませんでした。ランチタイムが終わったらそのまま5限のクラスに移動します。6限が終わる時間は月曜日は13:30、それ以外の平日は14:35で、結構早いです。放課後はクラブ活動に参加する生徒も居れば、家に帰って遊んだり勉強したり・・・という生徒も居て様々です。
私は通年のクラブ活動には参加しておらず、放課後に隔週・短期間で開講されるアートクラブに参加していました。習い事は短期間ですがテニスを習い、それ以外は個別の英会話レッスンと、日本語の塾に通っていました。

テストに関しては、スキャントロンと呼ばれる鉛筆で該当する答えを塗りつぶすタイプのものを使用するのが一般的でした。割合としては完全に筆記のテストの方が少なかったと思います。カンニング等に関してはかなり厳しく、違反した生徒には厳しい罰則プラス親に連絡、改善が見られなかったり何度も繰り返すようなら停学、最悪退学処分でした。

基本的に高校までは義務教育となっていって、学区内の公立高校ならば余程成績が悪くない限り試験も面接も無しでそのまま上がることができました。同級生の中には他州の私立高校に入学する人もいましたが、ほとんどの生徒は公立高校にそのまま上がりました。と言うのも、その学区内の公立高校自体が評判も実績も良く、特別な理由がない限りわざわざ私立高校を受験する必要もなかったからです。なので、所謂「高校受験」というものはありませんでした。そういう事もあり、私は人生で初めての受験が大学受験でした。

このように異なる点を挙げていけばキリがないのですが、いざ入学してみれば意外とすんなり順応できるものだと思います。


学校

【質問】
アメリカの中学生は、放課後や週末をどのように過ごしているのでしょうか?
また、春休み、夏休み、冬休みなどの長期休暇の時期と期間、それらの期間の過ごし方についても聞かせてください。


【回答】
基本的に毎日15時前には授業が終わるため、生徒達は放課後に何かしらのアクティビティに参加することが多いです。クラブや習い事、もしくは友達とショッピングに行ったり海に行ったり、と一日の間に色々楽しむことができます。

私自身塾には通っていましたが、週のうち3,4日は何も無い日だったので、ふらっと自由参加のクラブに顔を出したり、友達と遊びにいったりしていました。週末は土日二日間が完全にお休み、基本的に宿題が出なかったので、近場であれば家族で旅行に行くことも可能でした。毎週日曜日は家族で教会の拝礼に出席する生徒も多く居ました。

春休み・夏休み・冬休みといった長期休みは、年度始まりが9月という事で個々の役割が日本とは少し異なりました。9月から授業が始まり、冬休みは12月下旬から1月4日くらいまでです。日本で言うと夏休みの位置づけになります。3月下旬から4月初旬は春休みで、大体2週間ほどのお休みがありました。

年度は6月上旬~中旬に終わり、それ以降は9月まで長い夏休みに入ります。学年が切り替わり、生徒が取るクラスも担当教員も変わるため、宿題は全く出ませんでした。長い夏休みですから、その間サマースクールやキャンプに参加したり、旅行に行ったり、故郷に帰ったりと、個人個人で様々な過ごし方をしていました。
6月下旬頃から7月下旬は学区内でサマースクールが開講され、希望すれば受講することができました。授業は朝の8時くらいからで、12時過ぎには授業が終わりました。好きな授業を3つか4つ選んで受講することが出来、授業も前年度の補修、来年度の予習、アート、料理、外国語、技術系、とバリエーション豊富な授業の中から自由に受講できました。

アメリカの夏休みといえばサマーキャンプが思い浮かびますが、実は私は毎年サマースクールの方に通い、終了後は日本に一時帰国していた事が多いので、期間の関係でサマーキャンプには参加したことがありません。そのため同級生たちの話がベースになってしまうのですが、サマーキャンプは短期間から6週間超えの長期間にわたるものまであり、キャンプの種類も自然の中で理科や科学を勉強したりするものから、皆でとにかく楽しむタイプのものまで様々です。親元から離れ、同年代だけで普段出来ないようなアクティビティを楽しめるとの事で、大変おもしろいそうです。

生徒たちが夏休みの期間、多くのアメリカの企業では、従業員が「ヴァケーション」として長めの連休を取ることができました。家族で家でのんびり過ごし、たまにプールや海に行くという過ごし方もありますし、長めの家族旅行に行くことも一般的でした。日本とは異なり、アメリカ人にとっての夏休みは、家族との時間を有効に過ごす為にちょうど良い機会という認識でした。
 


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プロフィール

管理人ayanイラスト画像こんにちは、管理人のayanです。
愛知県在住のフリーランス主婦。夫、小学生の長女と次女、猫3匹と古い一戸建て住宅で暮らしています。
2014年夏にアメリカに親子ホームステイに行ってきました。

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